「友だちとの間で彼女を交換して遊んでいた」 大学生転落死、主犯14歳少年の素顔と予想される「軽い処分」

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中学生三人の今後は

“主犯”の少年はこの先、どうなるのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士に聞くと、

「現在、彼は児相に一時保護されている状況だと思われます。今後の措置は児相が判断するわけですが、いずれにせよ刑事罰の対象にはなりません。ただ、児相の判断で家裁に送られ、そこで特に必要と認められた場合、少年院送致もあり得ます。そこで特に必要と認められなければ、自宅で児童福祉司の指導を受けるなどの措置となるか、重くても児童養護施設に入所して終わりとなります」

 逮捕されたほうの二人についても、

「強盗致死罪の法定刑は成人であれば無期懲役か死刑となっており、重い罪ですが、今回の二人がこれで起訴される可能性は低い。直接は暴力を振るっていないようで、被害者を転落死させるまで追い込んだとは立証しがたいからです。であれば容疑は脅迫や恐喝の未遂罪となり、余罪の程度にもよるが、成人と同様の裁判を受けさせる“逆送”はないかもしれません」(同)

 少年院送致までいかずに、保護観察処分で終わる結果もあり得るという。

 大人顔負けの凶悪な罪を犯しておきながら、するりと罰から逃れられてしまう少年少女たち――。納得がいかないのは、被害者の遺族だけではないだろう。

「週刊新潮」2024年3月21日号

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週刊新潮 2024年3月21日号掲載

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