有村昆 6歳長男が有名小学校に合格 驚くべき“小学校受験”の実態「大人でもわからない問題も」

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少し複雑な気持ち

 昨年12月上旬、都内の某有名小学校で、映画コメンテーター・有村昆(47)の姿が目撃された。現在、6歳の長男と暮らす有村に、一体、何があったのか。有村を直撃した。(インタビュー前後編の前編)

――小学校で目撃談がありました。

 はい、息子が小学校受験をしていて、合格しました。

――掲示板に張り出されて、合格が分かった時の気持ちはいかがでしたか。

 素直にうれしかったんですが、少し複雑な気持ちでした。というのも、私も中学校受験をしていて、親や子の気持ちがすごくわかるんです。周りには、合格した子もいれば、不合格の子もいます。子どもとは小さくガッツポーズしました。

――そもそも、小学校受験を始めようと思ったきっかけは何ですか。

 息子が通っていた保育園の父兄さんたちと話していた時に、みな、てっきり近くの小学校に通うのだと思っていたんですが、受験のために塾に行っているというんです。それで、自分たちも受けてみようということになった。昨年9月のことです。

――準備期間が少ないように思いますが、何から始めたんでしょうか。

 まずは、インターネットで調べて、小学校受験の予備校というものがあるとわかったんです。それも、いくつかある。口コミなどで調べて、志望校や塾を決めました。

――志望校は何を基準に決めたのですか。

 実は1校しか受けてないんです。子どもが自宅から通える範囲内で学費も高くない学校を探しました。親子でチャレンジしてみよう! くらいの気持ちで挑んだのですが、今考えてみると、それくらいの温度感がうちの子どもには良かったのかもしれません。

――働きながら、保育園と塾の送り迎えは大変だったと思います。

 そうですね、塾はバスを乗り継いで行けるくらい近い所 にしました。私が車で送り迎えるできるときは私がやって、私の両親にも助けてもらいました。ありがたかったですね。

塾の教室にカメラが

――塾はどのような様子でしたか。

 教室にカメラがついていて、中の様子がリアルタイムで分かるんです。私は車で待っている間、ネットでそれを見ていました。先生から宿題が必ず出るので、聞き逃さないようにしていました。週2回通っていて、1回の授業は1時間。受験直前には、直前講習を受けていました。

――授業ではどのような問題をやるのでしょうか。

 ぞうさん、キリンさん、うさぎさん、サルさんが一緒にピクニックに行ったという物語があります。滑り台に並んでいると、ぞうさんがズルして横から入ろうとした。そこで、キリンさんは「それはよくないから順番に並ぼうよ」と言った。サルさんも何か言うんですが、その中で、果たして正しいことを言っているのは誰でしょう? という道徳的な問題がありました。

――他に、どのような問題がありましたか。

 記憶力を試すものもあります。お弁当の中におむすびが3つ、リンゴが4つ入っている物語が続く中で、さて、現在のお弁当の中身は次のどれでしょう、というものです。大人でもきちんと聞いておかなければ、わからないですよ。理解力を試す、パズル問題もありました。

――試験科目はどのようなものですか。

 先ほど話した理解力や記憶力を試す問題が出る試験と面接。あとは、みんなで遊ぶ試験がありました。一緒に遊ばせて仲良く遊べるかとか1人で遊んでる子がいたら声 をかけてあげられるかを見るものです。

――面接ではどのようなことが聞かれるのでしょうか。

 息子が受けた学校では、子どものみの面接でした。聞かれる質問も、塾の方が熟知しているので、「家で反復練習させてください」と言われました。例えば、「朝ごはんは何を食べましたか」「この受験に受かったら、お父さんお母さん何て言うと思いますか」「小学校入ったら何をやりたいですか」などです。

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