たった一人で22名もの米兵を殺傷……「凄腕スナイパー」の壮絶な最期とは #戦争の記憶
県民の4人に1人が犠牲となった、沖縄戦。「ありったけの地獄を集めた」といわれるこの激戦地で、米軍から陣地奪還を果たした大隊があったことをご存じだろうか。
兵員の数はもちろん、武器弾薬や医療品、食料など物資の面でも米軍に圧倒されていた日本軍にとって、「勝てるはずのない戦争」なのは明らかだった。それにもかかわらず、米海兵隊員を次から次へと狙い撃ってパニック状態に追い込んだ一人の兵士がいた。この「凄腕スナイパー」とは、いったいどんな存在だったのか。...