「不適切にもほどがある!」共感される秘密? 人はなぜ「昔話」が大好きなのか
TBSドラマ「不適切にもほどがある!」は、バブル経済真っ只中の1986年(昭和61年)に生きる中学体育教師・小川市郎が、38年後の2024年(令和6年)にタイムスリップし、「2つの時代のリアル」を体験する物語だ。第6話(3月1日放送)はサブタイトルが「昔話しちゃダメですか?」で“昔話”がモチーフになった。【水島宏明/ジャーナリスト・上智大学文学部新聞学科教授】
市郎は、令和でテレビ局のカウンセラーとして働いている。市郎の孫だと判明したテレビプロデューサーの犬島渚(仲里依紗)が、ドラマ部の羽村由貴(ファーストサマーウイカ)を伴い、大物脚本家の江面賢太郎(通称エモケン・池田成志)に関する相談を市郎の元へ持ち込んでくる。...