突如、文春批判を始めた「セクシー女優・霜月るな」は松本人志の“救世主”になれるのか 過去に田中聖と浮名…本人は「松本さんを救いたかった」
橋下徹氏は「重要な証拠になる」と言うが…
これらの記述について霜月は、たむけんに誘われたのは自分であり、自分がグラビアアイドルを誘った、事前に松本さんとの飲み会とも聞いていたと語り、“事実と違う”と指摘しているのである。
〈携帯を没収なんて言われてもないし携帯の利用を禁止。という発言なんてなかった〉と霜月氏が語ったくだりは、同記事中で、J子さんがスマホを手に取ったら「自撮りもあかんで」と制止されたと証言している箇所を指していると思われる。
霜月は自身の主張を裏付ける証拠を一切提示しておらず、投稿された内容が真実とは限らない。だが、ネット世論は文春報道を否定する女性側の当事者が初めて出現したことに“救世主現る”とばかりに沸いているのである。
では、これから始まる裁判で霜月は松本側の証人になりうるのだろうか。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は〈これが事実なら週刊文春の取材不足、すなわち真実相当性を否定する重要な証拠になる〉と4日、Xに投稿した。だが、訴状を読んだベテランの司法記者は橋下氏の見立てを次のように否定する。
「今回、松本さんが文春を訴えたのは、昨年末に報じられた『第1弾』、すなわち2015年の冬に『グランドハイアット東京』であったとされるA子さんとB子さんが受けた“性被害”についてです。訴状には、第3弾以降に出てくる『リッツカールトン大阪』などを舞台にした続報についての言及はありません。霜月さんの証言は裁判とは直接関係ないはずです」
私がツイートした事が全てです
ただし、松本側がキャンペーン記事全体の信用性の薄さを主張したり、一連の記事で問題視してきた「上納システム」を否定するために、証人申請する可能性は考えられるという。だが、
「傍証に過ぎないので裁判所からは『それしか証拠がないのか』と思われてしまうリスクがあり、微妙なところ。もちろん、追加で第6弾の記事も訴えてきたならば話は変わりますが、第6弾の中身は『上納システム』の問題性にフォーカスしていて、記事に出てくるJ子さんも飲み会の様子を話しているだけで性的行為には触れていない。この記事を訴えても『性的行為を強要した』という内容をウソと認定してもらいたい松本さん側の戦略とブレが生じてしまいます。裁判で松本さん側が霜月さんを敢えて証人申請する可能性は低いのではないでしょうか」(前出・司法記者)
もっとも、裁判の協力者とはなりえずとも文春報道のイメージを覆したい松本にとっては、強力な助っ人が登場したとは言えるだろう。霜月に取材を申し込んだが、
「事務所と相談して今回取材は一切受けない事にしています。わざわざ連絡頂いたのに、本当にすみません。松本人志さんが昔から大好きやし、救いたいし、これからもずっとテレビで活躍してほしいという気持ちで私のツイートで少しでもプラスになり救えるならばと思ってあのツイートを書きました。私がツイートした事が全てです」
との返答だった。
突如、松本vs文春の争いに参戦してきた「セクシー女優・霜月るな」とはいったい何者なのかーー。後編では「デイリー新潮」がこれまで報じた彼女のインタビューを元に、その破天荒すぎる半生を紹介する。
後編【田中聖、はまやねん、有名格闘家…松本人志への“援護射撃”で話題「セクシー女優・霜月るな」の華麗なる男性遍歴 整形費用は“総額1000万円”」】へつづく