【能登半島地震】馳知事は「ボランティアを控えるように」と言ってひんしゅくを買っただけ、飯田高校の出願者は半減…地元写真館オーナーが語る「珠洲市のいま」
地震発生から1カ月半が過ぎた2月18日、能登半島を訪れた。1月10日以来、2度目の訪問となった被災地で見たのは、復興の遅れだった。石川県珠洲市で写真館を営む男性は、行政の無策、故郷の衰退を嘆いた。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
輪島市で車中泊し、漁師らの取材後、珠洲市へ向かう。1月の取材では輪島―珠洲間の移動に車で数時間かかったが、今回は1時間半で到着できた。だが、改善されたと感じたのは、道路の状況と避難所にダンボールベッドが入ったことくらい。...