「君はわが社のエースで四番」「一流の打者も7割は失敗する」…“野球用語”はなぜ職場で通じなくなったのか
意味不明の言葉に
2010年代、仕事上の会議等でとんと言葉が通じないことが増えると感じるようになった。そして今はその度合いが加速している。一体何かといえば、やたらとビジネスの会話で使われていた「野球用語」が若者にとって、まったく意味不明の言葉になっているのだ。
2024年、メディアに登場する野球関連の話題は、結局、大谷翔平がどれだけ活躍したかや誰がメジャーに挑戦するか、そして阪神の岡田彰布監督が「アレ」で流行語大賞を取ったということ。大谷については2月29日の結婚発表がマスメディアでもネットでもとんでもなく話題になったわけで、コアな野球ファンはさておき、もはや芸能ネタとして消費されている。...