「赤ベンツホテル不倫」自民党女性参院議員にささやかれていること

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あと2週間、我慢してくれれば

 もしかしたら報じられた一件も彼女の中では体調管理の一貫だったのだろうか。超多忙な日々の中、息抜きが必要だったのか。それはさておき、岸田官邸は今回の一件をどのように捉えているのだろうか。

「政倫審への対応でそれどころではないというのが正直な受け止め方のようですが、官邸内からは、最初に話を聞いたときは“あと2週間、我慢してくれれば”との声もあったようです」(同)

 どういうことなのか。

「補選に絡んでのことですね。3月15日までに衆参両院で欠員が出た場合、4月の第4日曜日に選挙を行うとの規定があります。今回報じられた一件は去年の話のようですから、官邸としては、仮に広瀬氏が辞職するにしても3月15日以降にしてもらいたい……との思いがあるようですね。そうであれば、参院岩手選挙区の補選は10月に先送りできますから」(同)

 とはいえ、今回の件もまた4月28日に行われる衆院3選挙区の補選にそれなりの影響を与えることになるだろう。

官邸側は突き放している印象

「影響がないといえばウソになりますね。広瀬氏の出馬の動機は、“弁護士として弱者に寄り添った経験から、もっと多くの人の役に立ちたい”とのことでした。本来、個人的な問題だとも言えるんですが、高潔な動機と今回の一件との整合性をつけるのは難しく、有権者はなかなか納得しないでしょうね。不倫しても議員を続けている人はいますし、現時点で広瀬氏が参院議員を辞職する動きがあるとは聞いていません。ただ、辞めるにしても直近の補選に絡まないようにしてほしいと官邸側は突き放している印象ですね」(同)

 広瀬氏は報道後にコメントを発表し、「不徳の致すところ」として謝罪する一方、職にとどまって信頼回復に努める意思を表明している。小沢王国をせっかく打破した与党としても、また新たな戦いを迫られるのは避けたいところだろう。

デイリー新潮編集部

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