「ふてほど」で再注目「マッチ=近藤真彦」は最近、どうしているのか
ファンの側に降りてきた?
退所後の同年9月に文化放送のラジオ番組で芸能活動を再開。また、同11月2日に中野サンプラザホールでコンサートを開催した後、野村とのツアーを開催するなど「たのきんトリオ」ならぬ「のきんコンビ」としてステージに立っている。
ところで、ジャニー氏の性加害問題について、近藤は何度か囲み取材に応じた際に、思わせぶりな“匂わせコメント”を発してはいるものの、核心に触れるコメントはしていない。
「最初にコメントした時、“長男”に君臨していながら、ジャニー氏の暴走を止めることができなかったマッチに対して『オマエが言うな!』といった批判が殺到しました。その反応を見て、今は何も言わないことにしているのでしょう」(先の記者)
近藤は昨年4月から自動車レース・全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーションの会長を務めている。就任にあたって課題としたのは、「スターを作ること」だそうで、「アイドルも笑っているだけじゃ済まない時代。踊って、歌って、お芝居やって。(レーサーも)お客さんが実力を認めるだけで人気が出る時代じゃない」(2023年10月26日付読売新聞)と語っている。
「旧ジャニーズを飛び出してみて、以前のような“殿様商売”を続けていられないことを痛感させられたのでしょう。ファンや一般の人々のところに降りて来た、というと大げさですが、『不適切にも~』のムッチ先輩に対するコメントなど、これまでのマッチならあり得なかった対応です。退所後の中野サンプラザのコンサートは、出待ちの行列ができたほどで、根強いファンからの人気は健在です。野村とのセッションも好評で、どこの会場もいまのところ客足は途切れませんが、先のことはわかりませんからね」(レコード会社関係者)
最近の近藤は珍しく雑誌の対談にも登場。「週刊アサヒ芸能」(徳間書店、1/4/11号)で、テリー伊藤氏と対談している。その中で、
〈やっぱりずっといたところから出るのは恐怖感もありましたし、反面すごく自由になったなっていう。今の僕にどっちが必要だったのかと言えば、自由の方だったなって思います〉
〈節目、節目が勝負でしたね。レースを始めたのも、会社を自分で創ったのも、事務所を辞めるのも勝負だったし。だから今は、独立していった後輩たちの成長や活躍を見せてもらうのがすごく楽しみだし、今いちばん楽しいですね〉
「いやいや、事務所の後輩たちは、二度と絡みたくないでしょう。事務所内でも公の場でも、マッチがいたら後輩たちは直立不動で、あいさつする場合、直角になるほど頭を下げます。先輩風をやたらと吹かせてくるので、苦手に思う後輩は多いです。しゃべりたがりで、ご意見番のような役割も果たしていました。にもかかわらず、結局、自分の不倫報道に関しては何のコメントもしないまま、退所という楽な道を選んだ。今はマスコミと共存共栄を心がけて『いい人アピール』に余念がないのでしょう」(同)