学内の男性トイレに生理用品を設置 埼玉大学のプロジェクト、狙いと実際の成果は

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 埼玉大学(さいたま市桜区)の学内トイレ24カ所に、無料の生理用品ディスペンサーが設置された。「生理の貧困」が話題となって以降、珍しい話でもないが、実は男性用トイレにも設置されたのだという。なぜなのか。

「急に生理が来たら困るし、トイレに生理用品があるといいよね、というメンバーの発案がきっかけでした」と説明するのはこの計画を発案した同大学の学生団体に所属する男性メンバー。同時に「生理による体調の変化を気付いてもらえず辛い」「生理について公に話すことが難しい雰囲気、生理のタブーが社会にはびこっている」こともあり、全トイレに生理用品を無料で設置し、男性用トイレの個室にもサニタリーボックスを設置することを目標に「すべての人が過ごしやすいトイレプロジェクト」を2022年6月にスタートさせた。...

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