若者は脱落の「不適切にもほどがある!」 中高年ほどハマるのは“昭和ノスタルジー”というより“令和のなろう系”だから?
宮藤官九郎さん脚本・阿部サダヲさん主演による「不適切にもほどがある!」が大人気だ。
若者のテレビ離れ、原作実写化は問題だらけ、コンプライアンスに縛られ制作陣は及び腰。八方塞がりのドラマ界を逆手に取ったかのように、「昭和のダメ親父が令和にタイムスリップして大暴れするオリジナルドラマ」とは痛快である。(以下、「不適切にも~」ほか、宮藤作品のストーリーに触れる文章があるので、ご注意ください)
昭和世代ならニヤリとする小ネタを散りばめた演出は令和のSNSを席巻し、放送するたびにネットニュースは大盛り上がり。...