「不適切にもほどがある!」クドカンが“震災”に一歩踏み込んだ理由
2011年の東日本大震災で震度7を記録した宮城県栗原市。その栗原市出身の脚本家・宮藤官九郎氏(53)が、TBS「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時)で、初めて「震災と人間」を描いている。岩手県北三陸を舞台の1つとしたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年度上期)では被災シーンの直接的な描写を避けたが、今度は震災がもたらす悲劇に踏み込んでいる。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
「あまちゃん」では東日本大震災の表現をオブラートに包んだクドカンこと宮藤官九郎氏が、「不適切にもほどがある!」では阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の悲劇を描き始めた。...