ロシア制裁のブーメラン効果…ウクライナ戦争が長期化するほど経済大国・ドイツの危機は深まる
西側の制裁に音を上げないロシア
米国政府は2月23日、ロシアの軍需産業などを標的にした追加制裁を発表した。
防衛や金融分野を中心に500を超える団体や個人を対象としたもので、バイデン大統領は「(ロシアは)一段と厳しい代償を支払うことになる」と強調した。
欧州連合(EU)も同日、軍事転用可能な電子製品などをロシアに輸出したとして、初めて中国企業3社をEUの輸出規制リストに加えるなどの措置を講じた。
ロシアがウクライナに侵攻して以来、2年が経過したが、西側諸国がロシアに科した制裁措置の数は累計で約1万9000に達し、第2位のイラン(約5000)の4倍近くに上る(1月10日付ZeroHedge)。...