棋王戦 震災で妻を失った愛好家の駒を使って… 藤井八冠が言葉を選んで語った感想とは
藤井聡太八冠(21)に伊藤匠七段(21)が挑む将棋の棋王戦五番勝負(主催・共同通信社)の第2局が、2月23日、石川県金沢市の北國新聞会館で行われ、連覇を狙う藤井が94手で快勝した。第1局は双方の玉が相手陣に入玉した状態で詰ませる見込みがなくなった「持将棋」で引き分けたため、これで対戦成績は藤井の1勝1分けとなった。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
先手は伊藤。藤井から角を交換し、「角換わり腰かけ銀」の戦いとなる。互いに事前の研究通りになったのか、午前中は最初の1時間半で60手も進む超ハイペース。...