「席代だけで7~8万円」 岸田総理の秘書官の“銀座高級クラブ通い”に専門家は「緊張感がなさすぎる」

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ひと月の支払いは数十万円か

 息子の翔太郎氏が総理秘書官に就任し、山本氏が岸田事務所に復帰したのは、政権発足からちょうど1年がたった22年10月のことだった。しかし、その約8カ月後の23年6月、翔太郎氏が総理秘書官を辞職、山本氏がその座に返り咲く事態となった。きっかけの一つは、翔太郎氏が外遊先で公用車に乗って観光に興じていた事実を本誌(「週刊新潮」)が報じたこと。その上、首相公邸で親族と忘年会を開き、公務スペースで写真撮影までしていたことが発覚し、岸田総理は翔太郎氏を事実上更迭せざるを得なくなったのだ。

「22年10月から23年6月までの間は総理秘書官を降ろされて腐っていたのか、『クラブA』に入り浸っていたようです」

 と、先の銀座のクラブ関係者が明かす。

「『クラブA』のリエさんにご執心の山本センセイは23年3月には週2、3回のペースで来店して、うち4、5回は同伴しています。大抵はお一人で来店するのですが、3月上旬にはお客さんと2人で来て、その後3日連続で同じお客さんと来店、なんていうこともありました」

 週に2、3回のペースで通えば、ひと月の支払額は数十万円に上ることになる。さらに同伴だけではなく、「クラブA」が閉店した後、リエさんらホステスを「アフター」に連れ出すこともしばしばだという。

「アフターのお店は決まって並木通りのすし屋。クラブへの『出勤率』の高さについて山本センセイは“総理秘書官でなくなったらヒマでね”とか“外遊に同行しましょうか、と総理に言ったら、キミは日本にいて事務所を頼むと言われちゃった”などと冗談めかして話していました」(同)

裏金問題も関係なく来店

 23年6月に総理秘書官に返り咲き、同年9月に内閣改造が行われる頃まではさすがに忙しかったのか、山本氏の大きな体躯が銀座で見かけられることはなくなっていたという。しかし、

「10月からはまた連続して来店するようになりました。例えば10月23日に来店したのを皮切りに、数日おきに『出勤』しています。自民党の派閥の『裏金問題』が世の中を騒がせるようになった12月も何回か来ていますし、年が明けた後の今年1月や2月にも来店しています」(同)

 ここまで山本氏を“狂わせる”「クラブA」のリエさんについて、

「大抵、ホステスは40近いと着物を着ることが多いのですが、彼女はドレス姿で胸の谷間があらわになるような派手な格好です」

 と、「クラブA」の元ホステスは語る。

「月の売り上げはそこまでではなく、売れっ子やナンバーワンでは決してない。私も一度、山本センセイの席についたことがありますが、その時は現金払い。私は彼が一人の姿しか見たことがありませんから、業者に接待されている、ということではなく、単にリエさんにドはまりしているのではないでしょうか」

 リエさん本人に電話で取材を申し込んだが、

「お客様のことはお話しできませんので……」

 と言うだけだった。

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