「席代だけで7~8万円」 岸田総理の秘書官の“銀座高級クラブ通い”に専門家は「緊張感がなさすぎる」

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「岸田を総理にしたい」が口癖

 山本氏は岸田総理の地元、広島の出身。広島市にある私立崇徳高校から明治大学文学部に進み、

〈大学4年生の時、初当選を果たしたばかりの岸田の事務所でアルバイトとして働き始めた。卒業後も事務所で働くことを選び、政策秘書や外務大臣秘書官として29年間にわたり岸田を一番近くで支えてきた〉(2021年12月15日のNHKニュースより)

 愛称は「山ちゃん」で、

「岸田を総理にしたい」

 が口癖だったという山本氏。

〈学生時代は円盤投げの選手として鳴らした〉(同)

 というだけあって、大柄な体格である。

 政治ジャーナリストの泉宏氏が言う。

「今、岸田内閣に8人いる総理秘書官のうち、政務秘書官を務めているのが元経産次官の嶋田隆さんと、山本さん。嶋田さんは、仕事はできる人ですが、メインの担当は政策など。他の省庁出身の秘書官も当然事務方なので、地元の頼み事の処理や政治資金を管理する金庫番としての役割は山本さんが一手に引き受けることになります。もちろん総理としては息子の翔太郎君と並んで一番信用できる人物なのだと思います」

番記者に“出禁にするぞ”

 政治ジャーナリストの青山和弘氏もこう話す。

「山本さんは昔ながらの番頭秘書というイメージ。古くから岸田事務所にいて、パーティー券を売りさばき、政治資金集めを担ってきました。総理に密着取材するためには彼の了承がないとまず実現しません」

 実際、さる政治部記者はこんな話を明かす。

「岸田さんのインタビューや、その人物像を取り上げる記事で、岸田さんが良く書かれていないと、山本さんはネチネチ怒ります。ある社が岸田さんのインタビュー記事を出した時も記事の内容が気に入らず、番記者を議員会館に呼びつけて“なんだこれは”“出禁にするぞ”とプレッシャーをかけてきたといいます」

 とにかく、「岸田愛」だけは筋金入り。そんな山本氏は21年10月、岸田政権が誕生すると、総理秘書官に就任した。

 先の泉氏によると、

「岸田政権が発足した時、山本さんの処遇をどうするのかが話題になりました。最初から翔太郎君を秘書官にすることもできたのでしょうが、山本さんになったのは、長年岸田さんを支えてきたことへのお礼であり、箔付けの意味があるといわれています」

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