新庄監督と立浪監督は続けるか? “2年連続”の低迷からチームを復活させた「監督列伝」
3年目の雪辱
一昨年、昨年と2年連続最下位に終わった中日・立浪和義、日本ハム・新庄剛志両監督が“背水の陣”の3年目を迎える。2年連続テールエンドからの巻き返しは容易なことではないが、過去にはこの苦境を跳ね返し、順位を上げた監督も存在する。【久保田龍雄/ライター】
立浪、新庄両監督同様、2年連続最下位に沈みながら、3年目にチームを2位に躍進させたのが、阪神・中村勝広監督である。
1990年、村山実監督のあとを受けて、“切り札”として虎の再建を託されたが、バースと掛布雅之が抜けた打線は迫力不足で、投手陣も層が薄かった。...