「クーアンドリク」の委託コンサルタントが名誉毀損で新潮社と杉本彩さんを提訴 杉本さん「法廷で動物達の“声なき声”を代弁できるならば本望です」
ペットショップ最大手「Coo&RIKU」(クーアンドリク)とコンサルティング業務委託契約を結んでいるとされる女性が、「デイリー新潮」が配信した記事で名誉を毀損されたとして、新潮社と女優の杉本彩さん(55)に対し、それぞれ1157万円の賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に起こした。杉本さんについては、Xで記事を“リポスト”し、拡散されたことで被害を受けたとしている。被告の両者は争う方針。クーリクは直接の当事者ではないが、今後、同社の動物管理が適切だったか否かが法廷で争われることになる。
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【写真】クーリク直営の猫カフェでやつれていき、1歳を待たずに亡くなった「るる」と、引き取った保護犬・保護猫に囲まれて暮らす杉本彩さん。杉本さんの裁判でも、るるの管理が適切だったか否かが大きな争点となる
「クーアンドリク」直営の猫カフェで起きた「アルバイト女性5人」の“反乱”
2つの訴訟は、現在もクーリクと業務委託契約しているとされるA子さんが個別に起こした。新潮社の裁判は2月15日に実質的な第一回期日が開かれており、新潮社は争う姿勢を示している。杉本さんの裁判は27日午後に第一回口頭弁論が開かれる予定で、杉本さんも争う構えだ。
問題となった記事のタイトルは〈店舗責任者が旅行中に「猫が見殺しに」…「クーアンドリク」直営の猫カフェで起きた「アルバイト女性5人」の“反乱” 労働組合に加入して闘った〉。2023年9月25日に配信された。
2018年にクーリク直営の猫カフェ「Puchi Marry(プチマリー)」の仙台青葉店(宮城県)で飼われていたベンガル猫「るる」が亡くなったことをきっかけに、同店のアルバイトが起こした労働争議について報じた記事である。
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