女房役は一時、大谷翔平とのトレード候補に、監督はMLBの野村克也…メッツ・藤浪晋太郎を支える仲間たち

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“MLBの野村克也”が藤浪を指導する?

 先日のブルペン投球で、藤浪は今季から多投する予定のスイーパーもテストしていた。実は、捕手のアルバレスも止められないところに放られたボールもあったのだ。仲間思いで、1種類の変化球でトップに君臨したディアスの話を聞けば、参考になるだろう。

 千賀、トップ・プロスペクトのアルバレス、守護神・ディアスらとチームメイトになれたのは、藤浪にとって大きなプラスとなるはずだ。

「メッツファンの最大の関心事は、主砲・ピート・アロンソ(29)の去就だった。22年打点王で、勝利につながる打点も多く、敬虔なカトリック信者でもあります。21年オフにゴールインし、新婚旅行先でローマ教皇フランシスコから直接、祝福を受けたことが最高の思い出となっているらしく、2年以上も経った今もその話をしたら止まりません。結局、残留してファンもホッとひと安心です」(前出・同)

 藤浪が四球連発で自滅した際、バットで打ち返すだけではなく、励ましの言葉も掛けてくれそうだ。そんなメッツナインを指揮するのが、バック・ショーウォルター監督(67)。監督として通算1500勝以上を挙げた名将で、90年代、2000年代、2010年代で最優秀監督賞にも選ばれている。だが、1500勝以上を挙げた指揮官はショーウォルタ―監督を含めて24人いるが、ワールドシリーズ制覇を経験していないのは同氏だけ。データを軽んじているわけではないが、どちらかと言うと、自身の直感を信じるタイプだという。

「自分にも他人にも厳しいタイプ。生活指導の先生みたいです」(現地特派記者)

 そのせいか、22年の就任以降、メッツは「オールドスクール」とも呼ばれるようになった。たとえるなら、野球理論を教える前に「人として、どうあるべきか」を唱えた野村克也氏に近いのかもしれない。

 オールドスクールの生活指導教師はエース・千賀の右肩痛による離脱に頭を抱えているが、藤浪の剛球には一目を置いている。藤浪はどんなピッチングを見せてくれるのだろうか。

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