窮地の広末涼子に残された二つの逆転方法とは? 「かわいいおばさん路線」と「親子共演」がカギ

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事務所の情報コントロールによる功罪 空前の2世インフルエンサーブームに見る「子どものお墨付き」の強さ

 広末さんの持ち味たる「透明感」は、元夫のキャンドル・ジュンさんが明かした通り、事務所の徹底した情報コントロールによって守られてきた部分が大きい。が、スキャンダルがつまびらかにされた今、うそつきというイメージが持たれて、反感が強まってしまったことも否めない。とはいえ、自ら「週刊文春」に電話するような危なっかしさのある広末さんである。手っ取り早く解決することに固執せず、信頼できる相手を通じてイメージ回復を図った方がいい。

 炎上からの好感度回復には、「世の中が忘れるまで長く続けること」と「子どものお墨付き」が有効だ。例えば辻ちゃんこと辻希美さんや紗栄子さんは、特に不貞や犯罪を働いたわけでもないのに、若い時からバッシングに遭い続けてきた。しかし最近では、尊敬の目を向けられるようになっている。根気強く自分のビジネスと情報発信を続け、愛されるママとしての素顔も見せることで、好感を持つ人が増えてきたということだろう。

 今や芸能界は空前の2世ブームだが、母親への感謝を添えて、仲むつまじい親子ショットをSNSで発信する2世は実に多い。かつては家族について語ることについては慎重だったという広末さんだが、4年前の「テレ東音楽祭2020秋」では、お子さんがスカウトを受けたと明かしていた。イケメンとうわさされる広末さんの長男も、今年20歳。親子共演となれば耳目を集めるのは確実だ。Majiで子どもとKyouenする5秒前が来れば、第二のヒロスエブームは意外とすぐ訪れるような気がするが、どうだろうか。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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