オリックス村西良太は“真のサブマリン”に変貌を遂げていた…絶滅危惧種のアンダースローに挑戦2年目 “令和の山田久志”になれるか?
ほとんど「ソフトボール投法」
2月2日、オリックスのキャンプイン。
初日のブルペンで最も注目を浴びていたのが、2年目の19歳右腕・斎藤響介だった。キレのあるストレートは「ポスト山本由伸」の呼び声も高く、その1球ごとに、カメラマンが連写するそのシャッター音が聞こえてくる。
ええ球やな。勢いあるよな。
そう思いながら斎藤を見ていたのだが、時間を少しずつ追うごとに、斎藤のすぐ左横で投げていた“絶滅危惧種”のアンダースローに、私の目は釘付けになった。
村西良太は2019年、関西の名門・近大からドラフト3位で入団した。...