高校では勝手にファンクラブを作られ…「馴染めなくって辞めました」 “どこから見ても美少女”一ノ瀬瑠菜が笑顔を取り戻すまで

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「楽しいことがなかった」

 もともと自身で望んだグラビアの仕事。しかも注目を浴びることができた。だから今はグラビアが楽しくて仕方ないという。

「スタッフさんはみんな優しいですし、カメラマンさんもみんな面白い。アルバイトをしていた時は仕事に行きたくないとか思ってたんですけど、グラビアの仕事は行きたくないとなることがないです。今はグラビアのロケを生きがいに生きている感じです」

 グラビアを始めてから、他のタレントのグラビアを見る機会も増えた。

「それこそ菊地姫奈さんはめっちゃ綺麗で。どうやったらああなれるのか。私はすぐにガリガリになっちゃうタイプなので、どうやって体に柔らかさを残せばいいのかって考えていて、最近はいっぱい食べるようにしています」

 写真ではクールな印象だが、会ってみると常に笑顔を浮かべている。実際、今が楽しくてしょうがないのだそうだ。

「今の事務所に入るまでは全然笑わないし、他にも楽しいことがなかったんです。でも今はグラビアでロケに行ったりと楽しいです。今の事務所の社長のおかげです。コーヒーを飲んで眠れなくなって夜中に電話をかけても、社長が話を聞いてくれて安心させてくれます」

 26日には17歳の誕生日を迎え、前日25日にはグレースバリ銀座店で生誕祭も開催される。昨年はNintendo Switchソフト「Fit Boxing Presents【HOP! STEP! DANCE!】」のCMにも出演し、演技も披露している。将来的には有村架純や小松菜奈のような女優になるのが目標で、人生設計はすでに描いている。

「ミスマガは今年の9月に任期が終わりますが、終わった後もグラビアでいろいろな雑誌に出られるように頑張りたい。写真集を高校生のうちに出したいんです。今はアイドルとグラビアを頑張りつつ、徐々に演技の方向に行きたいです」

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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