25年朝ドラ「あんぱん」ヒロインに今田美桜 「NHKは本気で視聴率を取りに来ている」、注目される福岡三羽ガラスの活躍
変顔も厭わぬ橋本
「そこで後輩の今田がヒロインを勝ち取ったわけです。一方、99年2月生まれの橋本は中学生の頃からローカルアイドルとして活動し、中3の時に“奇跡の1枚”がネットで拡散され“1000年に一人の美女”として名を挙げました。上京したのはその後で、アイドル路線で行くのかと思いきや、17年公開の映画『銀魂』では変顔も厭わぬヒロイン・神楽を演じ、翌18年には『今日から俺は!!』(日テレ)でスケバン・京子を演じてお茶の間の人気を獲得しました。そして22年の『NHK紅白歌合戦』で司会に抜擢され、予想だにしなかったMCスキルの高さを発揮して世間を驚愕させたのです」
もっとも、NHKのドラマには主演どころか出演すらしたことがなかった橋本の司会抜擢には様々な声が上がった。
「そこでNHKは、今年の秋から放送予定の朝ドラ『おむすび』のヒロインに抜擢し、昨年の『紅白』は堂々2年連続で司会を任せることができたわけです」
ちょうど2歳ずつ離れた3人は、地元・福岡で芸能活動をスタートし、それぞれ1年違いで上京。いまのところ橋本が一歩リードというところだろうか。
拮抗する3女優
「『紅白』でのインパクトやバラエティ番組での活躍を加えれば橋本リードにも見えますが、女優としては三者三様で拮抗していると見ていいでしょう。昨年4月期のドラマでは、この3人が並び立ったことが業界では話題になりました。奈緒は『あなたがしてくれなくても』(フジ)で主演、今田は日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』(TBS)でヒロインを演じ、橋本は『王様に捧ぐ薬指』(同前)で地上波連ドラ初主演を果たしました」
数多いる女優たちの中で、同年代で似たような経歴を持つ3人が同じクールのドラマにそろい踏みというのは珍しい。現在、奈緒の「春になったら」が放送中だが、今田と橋本は朝ドラの撮影でしばらく見られなくなるのだろうか。
「橋本は3月の特番ドラマ『万博の太陽』(テレ朝)の主演が控えています。今田は4月期のドラマ『花咲舞が黙ってない』第3シリーズ(日テレ)の主演が決まったと聞いています」
「花咲舞~」は第2シリーズまで杏 が主演だった。
「パリ在住の彼女に連ドラは難しそうなので、今田に白羽の矢が立ったようです。いままさに、福岡若手3女優が鎬を削っている状況なのです」
ちなみに、今年4月からの朝ドラは「虎に翼」、ヒロインは千葉出身の伊藤沙莉(29 )である。こちらもお忘れなきよう。