「ソフト老害」「老害」という言葉を安易に使う人は成長の機会を放棄している
「ソフト老害」に流行の兆し
それなりに仕事などを頑張ってきて年を重ねてきたのに、「老害」などと言われていることを知ったら、かなり深い悲しみに襲われることだろう。
それでもまだ、すでに組織をリタイアした身であれば諦めもつくかもしれない。が、最近では「ソフト老害」なる表現まで飛び出している。この言葉の「発明者」とされるのが、売れっ子放送作家の鈴木おさむさんだ。鈴木さんは著書『仕事の辞め方』の中で、自身の経験を踏まえながら、高齢者や圧倒的な上位にいる立場ではなく、たとえ40代であっても、言動によっては若い世代を邪魔したり、押しつぶしたりすることがある、として、従来の老害とは区別する意味で「ソフト老害」という表現を用いたという。...