南部虎弾さん 四十九日に沖縄で散骨へ 電撃メンバー「“南部イズム”は継承していく」

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生前、妻に伝える

 過激パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」のリーダーで、先月20日に脳卒中のため亡くなった南部虎弾(享年72)さんの遺骨が、四十九日となる3月8日に、沖縄の海に散骨されることが、わかった。関係者が明らかにした。今後の活動について、残されたメンバーは「とにかくハチャメチャな人だった。その“南部イズム”は継承していきたい」としている。

 関係者によると、南部さんの遺骨は当初、関東近郊で納骨される予定だった。ただ、南部さんが生前、妻に「沖縄で散骨してほしい」と話していたことがわかり、急きょ、沖縄で散骨されることになった。当日は船をチャーターして、関係者20~30人が集まる予定だという。

 3月23日には、南部さんと1月16日に亡くなったエスパー伊東さん(享年63)の合同お別れ会が、東京・品川ザ・グランドホールで行なわれる。

 現在、電撃ネット―ワークのメンバーは、ギュウゾウ(59)、ダンナ小柳(56)、今日元気(35)、ランディー・ヲ様(46)、リチャード・ジョーダン(33 )の5人。その中で、若手の3人が今回、取材に応じ、今後の電撃ネットワークについて語った。

 元海上自衛隊隊員の今日元気(きょうも・げんき)は「南部さんが生前、新メンバーオーディションをしていましたが、そうした話題作りは随時やっていきたい。もちろん、今いる僕たち若手が今後を引っ張っていくのですが、『南部さんがいなくなったんだったら、その穴を埋めるために俺を入れてくれよ』という元気のある方がいれば、ウエルカムです」と訴えた。

 南部さんが亡くなってから、わずか1カ月。今日元気は「各メンバーは心の整理がついていないところが正直ある。まだ、ふわふわした状態なんです」とポツリ。「改めて、大きい存在だったと実感しています。それでも、残されたメンバーで、前に進んでいくしかない。南部さんがいたころと比較されると思いますが、さらにパワーアップしたところを見せたいですね」と前を向いた。

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