娘が生まれ「初恋の人妻」のことばかり思い出す47歳男性… SNSで再会を果たした後に待っていた悲しすぎる結末

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 坂口景太郎さん(47歳・仮名=以下同)には忘れられない相手がいる。母子家庭の苦学生だった19歳の頃、訪問販売のアルバイトで出会った彩花さんだ。10歳年上の彼女には子供がおり、夫に愛されないことで悩んでいた。誘われるように関係をもったものの、子供を第一に考える彼女の姿を見て、半年ほどでつきあいは終わりを告げた。その後、大学を卒業し、5歳上の映子さんと結婚。どこか彩花さんに顔つきが似ている女性だった。

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 映子さんは結婚後も当然のように仕事を続けた。景太郎さんの母は、当時55歳。離婚後に勤めていた会社でずっと働き続けていた。

「正直言うと、映子には仕事をやめてほしかった。でも言えませんでした。彼女、とても仕事のできる人だったみたいだから。それでも子どもができればやめてくれるかもしれないと期待していたんです。ところがなかなか子どもができなくて」

 働きながら家事のほとんどを担っていた母は、「あの人はたいしたもんだよ。なんでも私に押しつけて。あげく子どもも産めないなんて」と愚痴ばかりこぼしていた。だが彼が映子さんに尋ねてみると、彼女は「お義母さんが家事をやるなと言うのよ」と苦笑した。

「つまり母は、僕の世話を映子にさせるのが嫌だったみたいです。たぶん、僕は母の人生の支えだったんでしょう。離婚して長男を元夫にとられて、僕がいたから生きられたと母はよく言っていましたから。映子には気の毒だけど、僕がわかっているから、仕事に没頭していいよと伝えました。映子は『かえってありがたいけどね』と」

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