青井アナ、藤井アナに続くのは誰? 夕方ニュース枠は“慶應OB”同窓会……フリー転身が続く男性アナ界でも抜きんでる「三田会」の強さとは

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三田会人脈の強さは今後も安泰!? スポーツだけでなくお笑い界にも吹いた慶應旋風

 さらに忘れてならないのは、慶應大のOB組織「三田会」人脈の有利さだ。昨年は甲子園だけでなく、M-1を制した令和ロマンも慶應OBということが話題になった。甲子園応援の異様さで分かったように、横のつながりが強い三田会。スポーツ選手やタレントにインタビューする機会の多いアナウンサーにとって、「僕も慶應なんです」は一気に心理的な距離を縮め、他大卒のアナウンサーを大きく引き離すアドバンテージになるのは確かだろう。

 経済格差の広がりと連動するように教育格差も広がる中、失敗しても立ち直れる経済背景を持った人間の子弟は環境と場数に恵まれ、才能を伸ばすのは確か。となるとこの慶應優位の傾向は業界問わず増えていくに違いない。慶應卒アナ起用ブームもまだまだ続くのではないだろうか。夕方ニュース枠を彩る榎並アナや井上アナも、いずれフリー宣言しそうな野心と自信を感じる。

 さらにOBだけでなくOGたちも台風の目になりそうな予感。NHKでは“絶叫”避難警告が話題になった山内泉アナに、スタイル抜群のSNSで注目を集めた中川安奈アナなど、キャラ立ちのうまさではやはり慶應勢が目立つ。「陸の王者」ならぬ「アナウンサー界の王者」たちが放つまぶしさに、目がつぶれそうな夕方ニュース枠戦線。真の「王者」となるのは誰だろうか。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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