参院「手書き速記」が134年の歴史に幕 速記者は「一抹の寂しさが」

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 明治23年に召集された第1回帝国議会から会議録の作成を支えてきた手書き速記制度が、参議院で幕を閉じた。およそ20年にわたって本会議場の演壇下で速記者を務めた、海内由梨菜さん(39)に話を聞いた。

「議場への出場機会がなくなることには一抹の寂しさを感じます。けれど、高校時代に目指した職業に就いて、日々、努力と研鑽を重ねてきました。出場の際は毎回、緊張していましたが、立法府の議事をこの手で書き留めてきた経験は私の誇りであり、財産です」...

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