ネットでは50万円超え! 大谷翔平の開幕戦を転売屋から買うとどうなる? 「詐欺に遭う可能性も」
会員ID問題をクリアするための裏技
もはやプラチナチケットと呼べるお値段だが、裏を返せば誰でもカネさえ積めば手に入れられるのか。
元東京新聞ソウル支局記者で在韓ジャーナリストの金敬哲氏によると、
「クーパンプレイを通じて販売されるチケットは、同サービスの会員IDが購入時や入場時の身分証として使われます。そこで、転売屋はネット上で転売を行うにあたって、確保したチケットにひもづけられている自身の会員IDを、購入者の会員IDに変更してあげると謳っています」
他にも、ネット上にはこの“会員ID問題”をクリアするための裏技が存在しているようだが、
「公式SNSを通じてクーパンプレイは、入場時の身元確認を徹底すると警告しています。もし、チケットにひもづけられた会員IDが変更などを行った不正なものだとバレた場合、入場できなくなるリスクがあるでしょう。そもそも、このような裏技はクーパンプレイの有料会員に加入ができる韓国在住者のためのもので、日本人にはハードルが高いといえます」(同)
「現実的な方法だが不正」
日本人がクーパンプレイを通じて販売されたチケットを転売で購入するには、こんな方法がある。
「このたびのチケットは1人あたり2枚までの購入が可能でした。よって、日本人であっても、韓国人の購入者と現地で合流し、その同伴者として2枚目のチケットで入場することは可能です。転売サイトなどを通じて、このような趣旨で2枚目のチケットを購入する方法がもっとも現実的だと思いますが、やはり不正であることには変わりがない。もちろん推奨はできません」(同)
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