ついに調査チーム設置 「セクシー田中さん」原作マンガとドラマを“徹底比較” なぜ日テレは「セリフがない4人の登場人物」を配役したのか
テレビ局の責任
このドラマを作る際、いつ、誰が、どのような作業を、どのような順番で行ったのか。そこに順番の間違いやボタンの掛け違いはなかったのか。結局、原作者にも俳優にも失礼な事態になっていなかったか。
今回必要なのは、プロデューサーからの聴取などによって時系列に沿ってドラマの製作過程を調査すること、そして原作者の意向が後回しにされることがなかったかを検証することだ。表面だけの事実確認でお茶を濁すことは許されない。
「セクシー田中さん」のコミックには多くの素晴らしい言葉が並んでいる。
「一つ一つは些細でも、たくさん集めると生きる理由になる」
そうした言葉を紡いだ芦原妃名子さんが亡くなってしまった。
その原因はどこにあるのか。それが明らかにされないままでは誰も前に進むことはできない。この悲劇を決して風化させてはいけない。日本テレビは今度こそ、本当の真相を、究明しなければならない。
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