「日経産業新聞」を休刊する日経の意外な内部事情 「他にも重荷になっている事業が」

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新聞社の中では勝ち組

 日経新聞は昨年、デジタル有料媒体の購読数を100万に乗せ、新聞社の中では勝ち組といわれている。その勢いのあるうちに、日経産業を休刊にしたともいえるが、元日経新聞記者の阿部重夫氏(「ストイカ」発行人兼編集人)が言う。

「日経グループには重荷となっている事業が他にもあります。しかし、それをどう扱うかは社内の力関係。2015年に約1600億円で買収した英フィナンシャル・タイムズ(FT)も、まだ“ミルク補給”が必要といわれています。しかし同紙は旧経済部の主導で買収したメディアですから日経産業とは扱いが違います」

 勝ち組の中でも勝敗あり。

週刊新潮 2024年2月15日号掲載

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