「ハグ大臣」「選挙に強くないオジサン」盛山文科相が嫌われていた理由

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山崎拓元幹事長の失墜

 地元の妻ら家族が有権者の心を掴んでいるというケースは珍しくない。

「挙げればキリがないですが、例えば自民党の山崎拓元幹事長は尊大なタイプで知られ、地元・福岡での選挙は妻や娘に任せきりだったと聞いています。“山拓だけだったらとっくに愛想をつかされてるよ”という声もある中で、長年、内助の功で妻や娘が地元を切り盛りしてきたわけです。もっとも、2003年に山拓氏の愛人スキャンダル報道が明るみに出た後には、妻や娘で手を取り合って懸命に支持を訴えたものの、さすがに性的嗜好などに踏み込んだ報道の強度には勝てず、落選しました」(同)

 現状、盛山氏自身は“友好団体”からの選挙協力などを否定している。しかし選挙に強くない立場としては、政治活動をほとんど無償でサポートしてくれる存在は喉から手が出るほどありがたいに違いない。それゆえに”関係“への疑いの目が向けられやすいという面はあるだろう。

 泣いても笑っても2025年秋までに行われる次期衆院選。盛山氏が出馬した場合、有権者はどんな審判を下すのだろうか。

デイリー新潮編集部

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