“言い間違い”連発の「バイデン米大統領」に再燃する「高齢不安」 専門家が指摘する「軽視できない症状」とは
大統領職は務まるのか?
米山氏が続ける。
「一般的に、脳に強いストレスがかかると認知機能の低下を促す作用が報告されています。バイデン氏が再選を目指すアメリカ大統領職は、強烈なプレッシャーとストレスに加え、高度な判断を日々求められることで知られます。周囲に有能なスタッフを揃えたとしても、最終決断を下すのはあくまで大統領。それを考えると、アメリカ国民の不安にも相応の根拠があるといえます。仮に再選しても任期を全うできる保証は現状、誰もできないのではないでしょうか」
“打倒トランプ”に向け、バイデン氏は11日から若者に人気のアプリTikTokを活用した選挙戦を展開し、若年層への支持拡大を図っている。TikTokに投稿されたバイデン氏の動画はわずか1日で600万回以上も再生されたが、ここでもトラブルが……。
「米政府は昨年3月、国内でのTikTok利用を全面禁止する法案を賛成多数で可決したばかりで、すでに連邦政府職員の公用端末でTikTokの使用は禁止されています。理由は中国の動画投稿アプリであるTikTokに対し、中国側への情報流出など『安全保障上の懸念』が浮上しているためです。それなのに自身の選挙戦ではTikTokを利用するというダブルスタンダードに批判が集まる一方で、SNS上では“バイデンはTikTok禁止令を本当に忘れていただけではないか”といった笑うに笑えない指摘も増えています」(前出・記者)
「政治の高齢化」は日本も同様。バイデン氏の動向から目が離せない。