「阪神は無法地帯」「2軍キャンプが狙い目」 プロ野球キャンプでお目当ての選手に近づく方法

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 新型コロナ5類移行後初のキャンプが始動した。

 かつてのにぎわいが戻り、多くのファンがサインをもらったり、一緒に写真に納まったり、と選手との交流を楽しんだ……と言いたいところだが、盛り上がり方は球団によってまちまちだ。

 例えば、沖縄の金武(きん)でキャンプを張る楽天では、選手の動線とファンの通路が完全に分離し、両者の距離が遠い。そのためか、プロ顔負けの望遠レンズを手にした女性ファンが多く見受けられた。

 同じく沖縄の浦添で練習するヤクルトでは、キャンプの醍醐味の一つであるブルペンを観ることができなくなっていた。スポーツ紙記者によると、

「コロナまん延中は、触れ合いがNGで、ソーシャルディスタンスが求められた。その状態が継続してしまっているんですね」

12球団で最も注目されるルーキー

 宜野湾のDeNAは、練習場所の往来で選手に近づけるエリアがある。ただ、そこでサインをねだっても「練習中なので」と断られてしまうため、ファンは遠巻きに見守るのみ。もっとも、

「専用テントに並べば、練習後に誰かが来てサインしてくれる。ただ、誰が来るかは直前まで分かりません」

 初の週末となった3日には300人ほどの大行列に。昨季最多勝の東克樹、上茶谷大河に続いて登場したのは度会(わたらい)隆輝(21)。いま12球団で最も注目されるドラフト1位ルーキーだ。キャンプ初日の練習ではプロ初スイングがホームラン。その雄姿が日刊、スポニチ両紙の1面を飾った。

「この日も、視察に来た侍ジャパンの井端監督が度会を『代表候補の一人』と持ち上げたことが記事になった。『日めくり度会』というコーナーを作っているスポニチのみならず、今月のスポーツ各紙は彼にジャックされそうです」

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