「ぽかぽか」“緊急事態”に覚えた違和感…低視聴率と密接な関係を指摘する声が

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伊集院光も裏被り

「実は視聴者の皆さんが考えるほど、『放送2日前のドタキャン』は緊急事態ではないのです。土日の二日間でキャスティングは可能ですし、中野さんのために用意していた企画も“叩き台”になります。しっかりとした代役を出演させることはできたはずなのです。実際のオンエアを見ていましたが、『何かの事情で3人を出演させる必要があり、そのために緊急事態をでっち上げた』のではないかと勘ぐったほどです。中途半端な緊急出演は演出としても失敗で、正直なところ番組はスベっていました。これが『突然の体調不良や交通機関のアクシデントによる当日のドタキャン』なら、もっと盛り上がったと思います」(同・スタッフ)

 そもそも「なぜ『ぽかぽか』のスタッフは、中野信子氏が同じ時間帯、テレ朝の番組でレギュラーを務めていることを知らなかったのか?」という根本的な疑問もあるという。

「所属事務所のミスであるかのような説明でしたが、『ぽかぽか』側も『ワイド!スクランブル』の金曜レギュラーであることは知っていたはずです。もし知らなかったのだとしたら、あり得ないミスです。実は5日の『ぽかぽか』では、他の出演者で裏被りが発生していました。伊集院光さんが月曜レギュラーとして出演していたのですが、再放送とはいえEテレで伊集院さんがMCを務める『100分de名著』が、午後1時5分から30分までの間、裏被りでオンエアされていたのです。こちらも『再放送だから構わない』と判断したのかもしれませんが、中野さんの事例と重ね合わせると、『ぽかぽか』のチェックシステムに問題があるのではないかと疑問に感じました」(同・スタッフ)

昼の帯番組としては問題

 昨年の夏ごろまでは「『ぽかぽか』が低視聴率に悩んでいる」と報じられていた。だが、それが常態化してしまい、今では視聴率低迷がニュースとして取り上げられない状況だ。

「ネット世論では『裏被りはテレビ局の無意味なルールであり、視聴者は気にしていない』という意見が目立ちます。とはいえ、番組スタッフのチェック能力という観点から見ると、やはり問題でしょう。中野さんの出演依頼は事前に防止できたはずですし、緊急事態を逆手にとって番組を盛り上げようとしても外してしまいました。どうも、こうした点からも『ぽかぽか』の不振が説明できそうです。中野さんのレギュラー番組を把握していなかったのならスタッフのやる気が問われますし、番組がスベったのは演出能力を疑問視されても仕方ありません。フジテレビが力を入れる昼の帯番組としては問題だらけだと言わざるを得ないでしょう」(同・スタッフ)

デイリー新潮編集部

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