「世界最速186キロ」「オープン戦で投げていたら長男が迷子」…プロ野球の春季キャンプで起きた珍事件 深夜の監督室に何度も泥酔して乱入した選手も
泥酔して門限破りの“酒仙投手”
2月1日にスタートしたプロ野球の春季キャンプも、いよいよ後半に突入する。キャンプといえば、シーズン中にはあり得ないような珍ハプニングや珍エピソードも目白押し。そんな思わずビックリのキャンプ珍事件簿を紹介する。【久保田龍雄/ライター】
泥酔して門限破りのご帰還をした際に、間違えて監督の部屋に押し入った武勇伝で知られるのが、“酒仙投手”の異名をとった阪急時代の今井雄太郎である。
西本幸雄監督時代の1972年の高知キャンプ。入団2年目の今井は、とっくに門限を過ぎた時間に泥酔して宿舎に戻ってくると、「今井雄太郎、ただ今帰ってまいりました!」と大声を張り上げて、上機嫌で部屋に入ってきた。...