“無気力や不安”で不登校になる小中学生が急増中 専門家が指摘する「昔ならあり得ない3つの要因」

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 小中学生の不登校児童生徒は30万人に迫り、過去最多を更新中だ。不登校の主な動機は原因不明の「無気力や不安」とされ、教育現場や行政も解決の決め手を欠いている。そして一度は復学したものの、最終的に自殺を選んでしまう児童も多いという。いま教育現場で何が起きているのか――。(フリーライター 岡田光雄)

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「小学校で担任教師だった頃、約4年間も不登校気味の男子がいました。その子に、校舎の写真をプリントアウトした用紙とカラーペンを渡して、『今日の君にとって、学校はどんな風に見えるか描き加えてみて』と提案したところ、彼が描いたのは校舎に牙と角がはえた絵でした。...

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