新「ヤン坊マー坊」、9代目弟は“eスポーツ好き” 天気予報なき現在に浸透なるか

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「ヤンマーを知らなくても…」

 新たなキャラクターは10~12日、東京・八重洲の「YANMAR TOKYO」でのイベントで一般に初お披露目。フォトスポットや大型パネルが用意され、アンケートの協力者にはステッカーがプレゼントされるなど多くの人でにぎわった。

 これまでにもキャラクター入りのクリアファイルなどのノベルティが作られているほか、「ヤンマーミュージアム」(滋賀県長浜市)では、文房具やお菓子などのキャラクター入りグッズが発売されている。これらもいずれ、新キャラクターのものに切り替わっていくことになるという。

 ただ、全国で天気予報が見られていたときほどのキャラクターの広がりの再現はなかなか難題でもある。その中でヤンマーHDは、自社で制作・プロデュースを手掛けるアニメ「未ル」のプロジェクトを昨年6月から本格始動させ、ここにもヤン坊マー坊が登場することになる。

 ブランド部は「ヤンマーを知らなくてもヤン坊マー坊を知ってもらい、その先にヤンマーの事業があることも知ってもらうようなキャラクターにしたい」と話す。特に「やることを見つけたい」「体験機会がほしい」と感じている次世代層が多いことに着目し、「そうした体験機会を社としても提供しながら、そういった場に登場して一緒にチャレンジしていくキャラクターとして育てていきたい」としている。かつてのなじみ深かったキャラクター同様、愛されるヤン坊マー坊に9代目は果たして育つのか。同社のかじ取りの手腕も問われそうだ。

デイリー新潮編集部

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