約500億円の超高額不動産! セイコー創業者の元邸宅を売却…敷地は何に使われるのか

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「マンションになる場合、価格は…」

 そんなわけで、今回、服部ハウスの主となった大京だが、ここにライオンズマンションでも建てるつもりなのだろうか。

 同社の親会社のオリックスに聞くと、

「何を建てるのかも、また、中の建物をどうするのかも決まっておりません」(広報担当者)

 不動産コンサルタントの森島義博氏が言う。

「敷地の半分が使えないという前提でマンションを建てるとしたら、約70平方メートルの部屋で正味の建築コストが2億円弱ぐらい。これに販売管理費や利益などを乗せると価格は約2億7千万円からでしょうか」

 ただし、洋館部分の固定資産税なども住民の負担になる可能性があるという。この場所に“住まう”者は、歴史と税の重みをしかと受け止めることになる。

週刊新潮 2024年2月8日号掲載

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