「厨房のありす」に浮上する数々の疑惑…「冬ソナ」とも似ている 「セクシー田中さん」との意外な関係も
新ドラマで脚本家に丸投げも
どうしてこのようなことが起こるのか。日テレで長らくテレビ番組制作にかかわった元スタッフがこう証言する。
「新ドラマを企画する時、プロデューサーが脚本家やスタッフに向かって『○○みたいなドラマにしてね』と丸投げするケースは少なくない。『厨房のありす』で、おやっと思ったのは製薬会社トップ役の萩原聖人のキャスティングです。萩原は20年前に日本で大ブームを巻き起こした韓ドラ『冬のソナタ』でヨン様ことペ・ヨンジュンが演じたチュンサンの日本語吹き替えを担当しました。第4話以降、ありすの出生の秘密が解き明かされていくようですが、このあたりは『冬ソナ』とそっくりです。だから“ハートフル・ミステリー”を名乗っているのでしょう」
くしくも、「厨房のありす」のチーフプロデューサーは、昨年10月期に放送された木南晴夏主演のドラマ「セクシー田中さん」のチーフプロデューサーと同一人物。「セクシー田中さん」を巡っては、原作者だった人気漫画家・芦原妃名子さん(享年50)の死が波紋を広げている。
ドラマの平均世帯視聴率は、第1話で6%台だったのが、第3話では4%台に。平均個人視聴率も下落トレンドが止まらない状況となっている。「ウ・ヨンウ弁護士」の制作会社関係者は“盗作”疑惑について、現地韓国メディアの取材に「明らかな盗作であれば対応を検討する」とコメントしているという。日韓の視聴者の疑問に、日テレはどう向き合うのだろうか。