1部屋300億円! 麻布台ヒルズ超高級マンションを購入した大富豪の素性は?

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目玉は高級分譲物件

 高さ日本一のビルには「日本一の高額物件」が存在する。昨年11月に開業した麻布台ヒルズ(東京都港区)の森JPタワー。その最上階にあるペントハウスの価格は1部屋300億円といわれてきた。いったい買い主は誰で、どんな部屋なのか。開業から3カ月で、秘密のベールの向こう側が見えてきた。

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 都心の新たなランドマークとして鳴り物入りで誕生したのが麻布台ヒルズだ。近隣の「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」などを手がけてきた大手デベロッパーの森ビルが、社運を懸けて再開発した約6万4千平方メートルの敷地には、年間3千万人もの来場者を見込む商業施設や約2万人の就業者を収容するオフィスエリアに加え、ラグジュアリーホテルや都心最大級のインターナショナルスクール、それに慶應大学病院の予防医療センターもある。

 さながら一つの街のような機能を有しているが、目玉は約1400戸あるレジデンスだ。再開発以前からの住民向けのものと、新たに募集された高級分譲物件が、三つの高層タワーと低層棟に分散している。

スパやジム、専用シェフが腕を振るうプライベートダイニング

 中でも注目される物件が、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)よりも30メートルほど高い約330メートル、日本一高いビルとなった森JPタワーの最上層に位置する「アマンレジデンス東京」だ。

 そばに立つ高さ333メートルの東京タワーと肩を並べる眺望もさることながら、そのお値段も日本一。冒頭に述べたように1部屋300億円ともいわれ、他の“億ション”とは一線を画す過去に例を見ない超高級分譲マンションなのだ。

 さる不動産ジャーナリストいわく、

「運営管理を手掛ける世界的なラグジュアリーホテル『アマン』が〈東京に浮かぶサンクチュアリ〉と題して設(しつら)えたのは計91戸。フロア内には25メートルプールを併設した広さ1400平方メートルの居住者専用スパやジムをはじめ、喫茶も楽しめるティールームやバー、専用シェフが好みに応じて腕を振るうプライべートダイニングルームなども完備されています」

 セキュリティーも万全で、ロビーから専用エレベーターが用意されている。

「コンシェルジュが常駐するフロアへ上がると、ペントハウスまで行けるエレベーターに乗り換えられますが、最上階は居住者以外ボタンが押せない。電子キーや指紋認証などが必要でした」(「アマンレジデンス東京」に詳しい業界関係者)

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