「日本の原風景が集約された場所」 記念館焼失の永井豪が語った故郷・輪島への思いと未来への提言
能登大地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市。地震後に発生した大規模火災では同市出身の漫画家、永井豪氏(78)の業績をたたえる「永井豪記念館」も焼失した。悲しみに暮れる巨匠に、故郷への思いと復興に向けての希望を聞いた。
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永井氏は「デビルマン」や「キューティーハニー」などの作者として、世界的にその名を轟かせている。東京都に引っ越す6歳までの幼少期を過ごした輪島市の思い出を聞くと、
「輪島の街のすぐ前には海が広がり、すぐ後ろには大きな山がそびえています。...