1月広告付き無料配信で1位だったテレビ局は?テレ朝は篠田麻里子に頭が上がらない…王者・日テレに焦り

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再生数を稼ぐ方法

「土曜23時30分スタートの深夜ドラマですから、高視聴率は望めません。リアルタイムの視聴率は望めなくても再生数を稼ぐドラマの共通点は、『silent』のようにしっとりと泣かせるストーリーで、美女とイケメンがアップのワンショット、長回しが多いこと。今期のフジでは、永野芽郁と山田裕貴の『君が心をくれたから』がそれに当たります。ただし、『離婚しない男』はこれには当てはまりません」

 再生数を稼ぐには、もうひとつのパターンがあるという。

「セクシャルな要素を多く含み、家族など大勢では見づらいもの。つまり、夫婦・不倫ものです。これを実直に実践し、地上波ではギリギリの――すでに超えているという声もありますが――、セクシャルシーンに挑んだのが『離婚しない男』です」

 フジとテレ朝の広告付き無料配信への挑戦は理解できた。続く3位はTBSという。

「TBSは日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』が好スタートを切ったことや、宮藤官九郎が脚本の『不適切にもほどがある!』が初回300万回を突破。さらに、バラエティの『水曜日のダウンタウン』の存在が大きい。『水ダウ』はバラエティ部門で必ず1位で、ドラマに匹敵する再生数を誇っています。1月の総再生数は5701万回でした」

 松本人志の問題があっても「水ダウ」は稼いでいるのだろうか。

首位を目指せ!

「今のところ変わりません。これは『人志松本の酒のツマミになる話』(フジ)も同様で、ダウンタウンの番組は再生数が取れるという証です。もっとも、松本の収録分がなくなった時、どうなるのかはわかりません」

 3位がTBSということは……。

「日本テレビが4位です。昨年の年間個人視聴率では一冠(ゴールデン)に終わった日テレですが、年明けから三冠を走ってきました。しかし、総再生数は4953万回で5000万回にも届いていません。5位のテレビ東京(4462万回)に迫られつつあります」

 高視聴率はむしろ、再生数を望めないということだろうか。

「リアルタイムで視聴率を稼ぐのは、サッカーや野球などのスポーツ中継、ニュースや朝の情報番組など。そして、再生数を稼ぐドラマとは真逆の家族で見やすい健全なドラマやバラエティになりがちです」

 とはいえ、昨年の年間視聴率で日テレを抜いたテレ朝が再生数で2位だ。

「TVerなど見逃し配信に呼び込む戦略が不足しているのでしょう。日テレでは上層部から檄が飛んだと聞きます。『広告付き無料配信でも首位を目指せ! せめて最下位から早急に脱却せよ!』と」

 日テレが再生数を稼ぐ戦略は生まれるだろうか。

デイリー新潮編集部

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