際立つ二宮のMC力、中居は松本人志に遠慮していた…「だれかtoなかい」初回放送でわかったこと
早くもコンビ芸
この日のゲストは俳優のムロツヨシ(48)とお笑いコンビのサンドウィッチマン(伊達みきお=49、富澤たけし=49)だった。ムロが「役者として努力していることを二宮は話そうとしない」と訴えると、
二宮:中居さんがお芝居やってた頃って(努力していることを)言ってました?
中居:お芝居やってた頃って、何、俺もう辞めたって思ってるの?
二宮:……。
また、ムロとサンドウィッチマンが30歳まで芽が出ず、アルバイトをしていた苦労話を明かすと、
中居:30……。だって僕ら、30歳の時、大スターだったもんね。
――大きく頷く二宮。
伊達:何でそんな話、言えるんだよ!
中居:見ればわかるよね、俺なんか30歳の時は……。
二宮:(満面の笑みで)スーパースターです!
伊達:やかましいわ!
中居:(二宮は)第2章くらい来てるけど、俺は30歳の時は第3章くらい。
ムロ:何このMC!(カメラに向き直り)合ってますか? 視聴者の皆さん、合ってますか?
「二宮は先輩である中居をイジり、中居にイジられた時の対応能力も高かった。そして二人が組んでゲストをイジり、しっかり笑いにしていました。番組全体としてはこれまでよりも楽しさが感じられ、トーク番組として面白いと高評価です。もちろん、ムロとサンドというゲストに助けられたところも大きい」
彼らは中居よりも年下だった。
灯台もと暗し
「松本不在となって、今回、ゲストを含めた番組の最年長は中居でした。これまで彼が務めてきた進行役は二宮に任せ、重しが取れたかのようにイキイキとして見え、別の番組になったようにも感じました。中居と二宮のMCマッチングは大成功だったと思います」
息の合った二人だが、これまで特に仲が良かったわけでもないという。
「共演もほとんどありませんでしたし、深い親交があったという話も聞いたことがない。オンエアを見る限り、中居が二宮を指名したわけでもないようです。それでも二宮はMCもできる後輩であり、彼との共演は中居を張り切らせる大きな要素になったはずです」
二宮の“代打”はいつまで続けられるのだろう。
「二宮のスケジュール次第でしょうが、ずっとやっていけると思います。今後、大御所や先輩、初対面や関係性の薄いゲストが来た時、彼がどれだけ対応できるのか気になりますが、中居とのMCであれば問題ないでしょう」
次回のゲストは女優の真木よう子(41)と俳優の新田真剣佑(27)だ。中居よりも年下だから、これも心配なさそうだ。
「ダウンタウンの浜田は『松本人志の代わりはいない』と言いましたが、確かにそうでしょう。中でも『まつもtoなかい』は代打が見たらない番組と思われていましたが、二宮とのマッチングが成功した。二宮に松本の代わりはできないでしょうが、中居の新たなパートナーとして番組に大きく貢献したのは間違いない。代役は意外にも中居のすぐ近くにいたということです」