道の駅、直売所から漬物が消える? 食品衛生法改正で「地元のお年寄りは設備投資できない」
旅の途中、つい立ち寄りたくなるのが地元の野菜や漬物などが買える道の駅や直売所だ。ところが6月1日以降、売り場から漬物がごっそりと姿を消すかもしれない。
厚生労働省担当の記者が解説する。
「食品衛生法の改正によって、2021年から漬物の製造に許可制が導入されたのですが、その経過措置が5月いっぱいで期限を迎えるのです。6月以降は都道府県が定める基準を満たす必要があり、例えば住居と製造場所が区別されていることや、床面や壁が不浸透の素材で造られていること、また、浅漬けを作る場合は製品が10度以下になるように管理されていることなどが求められます。...