中日 最下位脱出のカギは打線強化…新外国人「ディカーソン」に期待が集まるワケ

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明るい話題も

 しかし、朗報もある。それも、米メディアからだ。MLBのデータサイト「Fan Graphs」、「Baseball Savant」が、NPB入りした近年の外国人スラッガーが軒並み不振に終わっていることを伝え、同時に今季NPBと契約した新外国人選手のメジャーリーグ通算のOPSを比較する特集を組んでいた。

 OPSとは出塁率と長打率を合わせた指数で、当該選手が打撃でどれだけ得点に貢献したのかを表す。その数値がもっとも高かったのは、中日が獲得した外野手、アレックス・ディカーソン(33)だった。昨春のWBCではイスラエル代表で出場しているが、目立った成績は収めていない。

「昨季は米独立リーグでプレーしています。ホームラン26本、OPSも『.965』と好成績を残しています」(米国人ライター)

 メジャー通算本塁打数は「40」だが、同通算7シーズンでのOPSは「.785」でNPBの新外国人選手ではトップである。昨季の中日は、外国人選手に泣かされたが、立浪監督はディカーソンに期待しているのではないだろうか。キャンプ2日目のフリー打撃で早くも来日1号を放っている。

「期待」といえば、こんな情報も聞かれた。3月6~7日、侍ジャパンはオーストラリア代表チームと壮行試合を行う。正式なメンバー発表はこれからだが、中日からは内野手の石川昂弥(22)、投手の松山晋也(23)の選出が内々に決まったそうだ。

「若手中心のメンバー構成なのですが、一軍での試合出場数の少ない、本当にこれからの選手ばかりです。でも、井端監督は何人か核になる選手を決めていて、石川は打線の核、松山はリリーフの中心的存在に、と考えています」(NPB関係者)

 石川は故障もあったが、立浪監督からもらったチャンスを活かしきれていない感じだ。松山は22年育成ドラフトでプロ入りし、23年途中で支配下契約を勝ち取った。シーズン成績は36試合にリリーフ登板し、1勝1敗17ホールド。この2人が侍ジャパンで活躍したら、どうなるか……立浪竜3年目の行方に注目だ。

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