映画「帰ってきたあぶない刑事」は5月公開 いまも根強いファンがいるのはなぜか

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中高年層が集まる映画

 前作から8年経っているとはいえ、結果的に昭和、平成、令和の三代にわたって製作されることになったあぶデカシリーズ。今回の製作は、興行面だけを考えてのことではないようだ。

「1月に公開された『ゴールデン・カムイ』はじめ、『キングダムシリーズ』に『東京リベンジャーズ』など、実写映画でヒットした作品はマンガが原作になっているものが多い。そうすると、主要な観客層はどうしても若い人になってしまい、40代後半から60代の人たちが観る作品が少なくなってしまう。中高年層の観客を多く集めることができる作品やシリーズはないか、どこも悩んでいるところです」(映画制作会社関係者)

 この状況は、洋画でも同じだという。

「2022年5月公開のトム・クルーズ(61)主演『トップガン マーヴェリック』は興収132億円の大ヒットとなりましたが、主要な観客層は50代以上の男女。そう、前作の『トップガン』(86年)を観た世代がリピーターとなり、大ヒットになりました。昨年もハリソン・フォード(81)主演の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が6月に公開され20億円超の興収を挙げています。演じる俳優も大変でしょうが、まだやっていたのか、ではなく、まだまだ観たいと思わせる作品は強いですね」(同)

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