【光る君へ】気難しく、小意地が悪く、人に愛されず――紫式部はなぜ「つき合いにくい女性」だったのか
2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」のヒロイン・紫式部。今から千年も昔に書かれながら我が国最高の小説といわれる『源氏物語』の著者は、そもそもどんな身分で、どんな人物だったのか。
吉高由里子演じる「まひろ」は明るく元気な女性として描かれている。
何せ平安時代の話なので、実際のところはわからないが、戦後日本の文壇で活躍した大作家・中村真一郎氏は、紫式部は決して明るい性格ではなく、華やかな生活を謳歌した女性ではなかったのでは、と評している。...