「アイのない恋人たち」も有名脚本家を起用したが…テレ朝・日曜22時ドラマ枠、絶不調のなぜ

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放送枠が最大の問題

「『日曜の夜~』は反町隆史と竹野内豊がW主演した『ビーチボーイズ』(フジ)や朝ドラ『ちゅらさん』(NHK)で知られる岡田惠和さん(64)、『何曜日に~』は『高校教師』(TBS)や『家なき子』(日テレ)の野島伸司さん(60)、『たとえあなたを~』は木村拓哉が主演した『ラブジェネレーション』(フジ)の浅野妙子さん(62)、そして今回の遊川さんですからね。これだけのベテランの脚本家を起用しながらなかなか上手くいっていません」

 やはりABCがドラマを作り慣れていないからなのか。

「いずれも企画・プロデュースは、元フジテレビのプロデューサーで『のだめカンタービレ』や『不毛地帯』などで知られる清水一幸さんです。元々ABCにいた人ですが、フジに転職してヒット作を量産し、一昨年、古巣に戻り、新ドラマ枠を任されました。決して慣れていないわけではないはずです」

 では、なぜ数字が上がらないのだろう。

「やはり日曜夜という放送枠が大きいのでは。翌日は月曜で朝から学校や仕事も始まるという時に、前作『たとえあなたを~』は暗すぎたし、今期の『アイのない恋人たち』は人数が多すぎてストーリーが頭に入ってこない。気楽に見られる作品がないからでしょう。テレ朝は今年3月までの年度平均視聴率で、世帯では2年連続の三冠、個人では初の三冠を狙っていますが、このままではこの枠が足を引っ張ることになりかねません」

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