共産党の“危険な体質”が浮き彫りに… 田村智子新委員長に「パワハラ問題」を直撃すると

国内 政治

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取材への回答は…

 この時、大山氏には反論の機会がなかったにもかかわらず、田村氏は一方的に「節度を欠いた乱暴な発言」「政治的本質をまったく理解していない」などとあげつらった。以降党内外で、これがパワハラだとの指摘が相次いでいる。

 さて、そんな田村氏にパワハラ問題を尋ねるべく翌19日の夜、自宅前で直撃してみたところ、

「広報を通してください」

 と、繰り返すばかり。彼女は最後まで記者の名刺すら受け取らなかった。

 一緒に帰ってきた夫も、

「突撃はあんまり受けていない。ルールっていうかね、広報を通すのが正式な取材だと思います」

 と、家庭内の“同志”を助太刀。二人は一瞬で逃げるように自宅の中に入っていってしまった。

 党のトップが広報を盾にして、自らの責任で質問に答えられないとはどういうことなのか。

「荷が重すぎる」

 元共産党政策委員長の筆坂秀世氏(75)はこう語る。

「私は田村さんが学生だった頃から知っていますが、彼女は常識的な考え方ができる人です。今回の党大会での発言も本心ではなく、立場的に仕方がなかったのではないか。この先も実権は志位さんを始めとする他の党指導部の面々が手放さないでしょう。今の彼女には委員長はまだ荷が重すぎると思います」

 首をすげ替えただけでは、中身は何も変わらないというわけか。

週刊新潮 2024年2月1日号掲載

ワイド特集「待ちわびし」より

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